先日、イベントで大阪に行ったついでに、神戸映画資料館という施設があることを知り覗いて来ました。

ドアを開けるとそこはカフェ。あれ?間違えたかのかな?と思い、店内を良く見ると棚には大量の書籍、映写機などの展示物があり、どうやらそれをゆっくり見ながらお茶できるというのがここの作りらしい。
写真撮影可ということだったので、珍しい展示物を色々撮ってきました。



無声映画時代の手回し映写機。これは貴重。


戦後、GHQによって普及された16ミリ映写機。プロパガンダ的意味合いが大いにあったことが想像できます。

このあたりになると、何となく見慣れた感じのものになってくる。「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989伊)を思い出してしまった。
隣には映写室があり映画が上映されていました。この日は阪神大震災から15年目ということで、それに関したドキュメンタリーでした。他にも珍しい作品がラインナップされていて、例えば名匠J・フォードの未公開作品等のタイトルもあり、かなりマニアック‥(^_^;
また、会員になれば別室の「資料室」の使用が可能になるとのこと。そこで貴重な資料が閲覧できるそうです。流石に、地元民でもなければ中々通うことは難しいので、今回はコーヒーを注文して店内の書籍を閲覧することにしました。しかし、かなり古い雑誌もあったので、珍しさもあってついつい読み込んでしまった‥。

これは相当古い「シナリオ」。市川崑と新藤兼人の対談が面白かった。
他にも「キネ旬」の手塚治虫と石上三登志の対談なんかも面白く読んだ。ギラーミン監督によるリメイク版「キングコング」(1976米)は残虐なシーンが尽くカットされたらしい。コングが人間をバリバリ食うシーンなんかもあったそうで、それらが削除されてしまったことについて、お二方の反意が論じられていた。
最寄り駅は新長田駅。徒歩5~10分程度でアクセス条件が良いし、店内はつい長居したくなるようなアットホームな感じで、映画好きなら一度は覗いて見ても良いかもしれません。
神戸映画資料館HPその他記事
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