前回のシリアスモードから一転して、今回はとんでもバカ映画の紹介です。
振り幅大きすぎるって‥?
ごもっとも。節操ありませんから~(^_^;
「フレッシュ・ゴードン(ヘア解禁ノーカット完全版)」(1974米)
ジャンルSF・ ジャンルコメディ・ジャンルエロティック(あらすじ) 宇宙からの怪光線により人々が欲情するという事件が多発する。ゴードン博士はこの危機を救うべく、海外でプロスポーツプレイヤーとして活躍する息子フレッシュを呼び寄せる。ところが、フレッシュの乗った飛行機も怪光線を浴びて墜落。同乗していた美女デールと何とかその危機を脱したフレッシュは、マスカキ博士と偶然遭遇し、博士の作ったポコチンロケットに乗って光線の発信元であるポルノ惑星へと飛び立った!
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(レビュー) SF作品「フラッシュ・ゴードン」を下ネタ満載で映像化したパロディ映画。
誉め言葉で言うが、下らなさ過ぎる。ストーリーは行き当たりばったり。高揚感皆無。脱力必至。頭の悪さ加減で言えば、M・マイヤーズ主演の「オースティン・パワーズ」シリーズと大して変わらないレベル。しかし、エロな小ネタをふんだんに盛り込んでいる点はカルト視されて当然という気がする。ここが他のバカ映画と一線を画す所だ。
例えば、前半、ややしばらく全裸状態でいるデールに誰も突っ込みを入れないのはどういうことか?目ざとくヘアピンに目が行くフレッシュってどうなのよ?‥とか。とにかく、不要なくらいエロが垂れ流される。本作はヘア解禁版ということだが、なんかチン○にボカシをかけ忘れている部分があるんだけど‥(^_^;
ネタとしては、宇宙空間に漂うLUCKY STRIKEとパイオツ光線に爆笑した。
特撮も中々頑張っている。レズの洞窟で登場するカマキリ・ロボットのダイナメーションは、本家ハリーハウゼンに負けず劣らずの動きを見せる。スタッフロールを見たら、これまた特撮界にこの人ありのデイブ・アレンだった(後にデヴィッド・アレンと改名)。この人は「恐竜時代」(1969米)や「ロボ・ジョックス」(1990米)の特撮監督でマニアのファンが多い。
また、メイクアップ・アーティストには大家R・ベイカーが参加している。これもマニアとしては嬉しい限りである。