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パリは霧にぬれて

映像は良かったが‥。
パリは霧にぬれて [DVD]パリは霧にぬれて [DVD]
(2009/06/27)
フェイ・ダナウェイフランク・ランジェラ

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「パリは霧に濡れて」(1971仏伊)hoshi2.gif
ジャンルサスペンス
(あらすじ)
 パリに住むアメリカ人夫婦フィリップとジルは倦怠期に突入していた。妻ジルにとっての唯一の心の拠り所は幼い二人の子供達だけだった。出版社に勤める夫フィリップは、家庭を顧みず仕事に生きている。そんなある日、フィリップの元に謎の組織から電話がかかってくる。実は彼にはある裏の顔があった‥。一方、ジルは最近断片的な記憶喪失に悩まされていた。日常のストレスから次第に精神薄弱に陥っていく。
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(レビュー)
 倦怠期のカップルに忍び寄る恐怖をシリアスなタッチで綴ったサスペンス映画。

 物語は二つの謎を孕みながら進行する。一つは夫フィリップと秘密組織の関係。もう一つは妻ジルの記憶障害にまつわる謎。この二つを軸にサスペンスが展開されていく。しかし、正直なところ両者共に今ひとつ魅力に欠ける内容だった。組織の正体にはもう少し捻りが欲しいし、ジルの記憶障害は後半に入ってくるとほとんど何の意味も持たなくなってくる。前半はミステリアスで良かっただけに、このあたりの作りは惜しまれる。

 監督はR・クレマン。かつては「海の牙」(1946仏)、「太陽がいっぱい」(1960仏)といった傑作を輩出したサスペンス映画の巨匠である。しかし、本作を含め、晩年の作品は今ひとつと切れが足りない。やはり老いには勝てぬ‥ということだろうか。

 それでも、映像や雰囲気は中々魅力的だった。特に、前半が素晴らしい。冒頭の霧に包まれたパリの情景は、いかにもこれから何かが起きそうな、そんな期待感を抱かせてくれる。
 また、ソフトフォーカスのカメラも主演のF・ダナウェイの美しさを上手くで捉えている。今作の彼女は中々の好演を見せている。
 黄色をポイント的に配した色彩演出も洒落た味わいをもたらしている。特に、黄色のジャケットを着た息子パトリックがパリの街を走る絵は印象に残った。クレマンのアーティスティックな感性が伺えるシーンである。
[ 2010/07/14 01:36 ] ジャンルサスペンス | TB(0) | CM(0)

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