モンロー出演のサスペンス映画。
「ナイアガラ」(1953米)
(あらすじ) ナイアガラの滝を一望できるロッジに、新婚夫婦カトラーとポリーがやって来た。そこにはすでに年の離れたカップルが宿泊していた。気立てのいい妻ローズと、戦争の後遺症で療養中の夫ジョージである。二人の仲は見るからに冷め切っていた。ある日、ポリーは偶然ローズの浮気現場を見てしまう。それを知ったジョージは怒りを爆発させ、翌日姿を晦ました。実は、そこにはローズと愛人の策が働いていた。ポリーはそれを偶然知ってしまい‥。
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(レビュー) ある夫婦の不倫殺人の渦中に巻き込まれてしまう新妻の恐怖を、大迫力のロケーションの中に綴ったサスペンス映画。
不倫関係のもつれから起きる計画殺人はよくある話といえばそれまでだが、ナイアガラの滝の迫力とプロットの巧みさで中盤までは楽しめる。
ただ、終盤からサスペンス的な面白みに陰りが出始め、気の抜けた感じになってしまうのは残念だった。計画殺人は思わぬところで綻びが出るが、突っ込みを入れたくなるようなものである。また、観客の「目」となるポリーのキャラクターの弱さも難点である。ローズ役のM・モンローの方に花があるため割を食っているという印象だ。彼女のキャラが弱いため、犯人に追い詰められていく展開にも今ひとつ感情移入がしずらい。
そんな中、夫婦の愛憎をスリリングに描いた塔のシーンは見応えがあった。まるでヒッチコックの「めまい」(1958米)を思わせる緊迫感が感じられた。さらに、ジョージ役がJ・コットンというのもヒッチコック繋がりで言えば、彼が主演した「疑惑の影」(1942米)が想起される。映像のシャープなタッチにゾクゾクするような興奮を覚えた。
今作のモンローは役柄的にあまり好みではなかったが、セックス・アピールが存分に発揮されているので目の保養にはなる。お尻を左右に振って歩くモンロー・ウォークも見ることが出来る。ヒールの高さを敢えて不揃いにしてヒップラインを強調したと言われている。本作でそれが検証できるということだが、実はこの話は彼女の友人の女優の証言であり真偽のほどは定かではない。
今晩は!ありのさんへ、マリリン・モンロー人気は健在ですね。確か、彼女の肺のレントゲン写真がオークションにかけられて、びっくりするような値段で落札されたという話題を聞いたのですが…。それから、昨日はスタジオジブリ最新作「借りぐらしのアリエッティ」を見てきましたとてもすばらしかったです。最後に、訃報として「蒲田行進曲(この作品は映画化され(監督は故深作欣二さん。)そしてそのテーマ曲はJR蒲田駅の発車メロディとして使われている。)」と「蒲田行進曲」と同じく映画化された「熱海殺人事件」でおなじみの劇作家のつかこうへいさんが亡くなられましたご冥福をお祈りします。
こんばんは、にょろ~ん。さん。
レントゲン写真だった‥というところがガッカリなわけですが、ファンアイテムとしては喉から手が出るほど欲しいのかもしれませんね。
つかこうへいさんは素晴らしい作品を数々残しました。改めてその偉業を称えると共にご冥福をお祈りいたします。
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