怪獣映画みたいな感覚で見る分には良いかも。
「砂漠は生きている」(1953米)
ジャンルドキュメンタリー
(あらすじ) アメリカの砂漠に住む様々な動物の生態を捉えたディズニー初の長編ドキュメンタリー作品。「自然の冒険」シリーズの第1作。
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(レビュー) 過剰なまでの自演的ナレーションから、本作はあくまで子供向けに作られたドキュメンタリーであることが分かる。とことん”娯楽”に特化した内容で、自然の深遠を過度に求めてしまうと肩透かしを食らいかねない作品だ。
とはいえ、その割りきりができていれば、ツチガメの決闘やガラガラヘビとタランチュラの戦い等、まるで怪獣映画を見ているような感覚で楽しめる。また、ピョンピョン跳ねるカンガルーネズミの動作も可愛らしかった。ムカデや蛇は生理的に苦手なのでパスしたい‥。
やらせっぽいの演出はあるものの、砂漠の不思議な生態を垣間見るという程度で見るなら十分楽しめるドキュメンタリー映画だと思う。
個人的に一番興味を引かれたのはデスバレーの”動く石”だった。神秘とロマンに満ちた怪現象で、もし本当に動いているのだとしたら、その瞬間をぜひ映像として見てみたいものである。