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装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ

つぎはぎ作品なのでずっと同じトーンが続く。
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(2009/05/26)
郷田ほづみ長嶝高士

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「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ」(2008日)hoshi2.gif
ジャンルアニメ・ジャンルアクション
(あらすじ)
 アストラギウス銀河は100年に及ぶ戦争状態にあった。ギルガメス軍の特殊部隊レッドショルダーは最も勇猛果敢とされる部隊である。ところが、創設者ペールゼンの越権行為が軍の上層部に知れ渡りレッドショルダーは粛清され、ペールゼン本人も軍事法廷で裁かれた。レッドショルダーの生き残りキリコは、負傷した身体を引きずりながら新たな戦場を求めて旅立った。一方、ギルガメス軍の情報省次官ウォッカムは、ペールゼンが残したファイルから興味深い実験記録を見つける。
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(レビュー)
 80年代にテレビ放映されたリアル系ロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のOVA(全6巻)を劇場版に編集した作品。長きに渡りファンから支持を集め、今もってシリーズ化される人気作である。

 物語はかなり駆け足気味に展開される。全12話のストーリーを2時間に要約するのだから、当然そうならざるを得ないだろう。この手の総集編を見た時にいつも思うのだが、物語の辻褄を合わせようとするばかりでドラマは浅薄になり、キャラクターの感情も上滑りするばかりで、どうにも作品に入り込みづらい。

 本シリーズの大きな見所がメカ・アクションにあることは分かる。しかし、そればかりが転々と繰り広げられるばかりな上に、ドラマは軍部に起こる事件の説明に費やされるばかりで、主人公キリコの視点が曖昧になってしまっている。本シリーズの魅力の一つに、孤高のキャラクター、キリコの存在も欠かせないはずである。血塗られた過去の歴史、それにどう向き合っていくのか?その葛藤に迫るような描写をもっと見せて欲しかった。この構成の仕方では彼が淡々と戦場を渡り歩いているだけ、という風に写ってしまう。

 アクション・シーンは3DCGで表現されており、過去作品の印象とは大分趣を異にする。最初のTVシリーズを見ている者としては、このあたりには少々戸惑いを覚えた。2Dで表現される人物と3Dで表現されるメカのギャップが最後まで埋められなかった。このあたりは慣れという気がしなくもないが‥。
 「ボトムズ」というシリーズがリアルな作品世界を一つの魅力にしている事は紛れもない事実であろう。そして、それを支える大きな要因がリアル系ロボット、つまりメカニック的な部分にあることにも異論はない。しかし、その表現に今回3DCGを持ち込んだことで、かえって周囲の2D表現の世界との間にギャップが生じてしまった。アニメーション作品に対してこういう言い方をするのも変だが、これでは作品の本来の魅力であるリアルさを後退させてしまっているだけではないだろうか。

 また、リアルさはつまり”嘘”を嘘っぽく見せないことである。元来アナクロニズムな造形をした塩山紀生デザインのキャラクターに3Dのメカはあまり相性が良いとは言えない。作品世界の統一感が薄くなってしまい、本来”嘘”であるものが余計に”嘘っぽく”見えてしまう。おそらく、もっとシャープな造形のキャラクターならシックリ来たのかもしれない。

 それと、挿入歌の使い方はもう少し考えて欲しかった。ここまでクドく使われると多少しつこく感じてしまう。

 面白く見れたのは、キリコの部隊に配属されたワケあり面々が織り成す人間模様である。一癖も二癖ある連中が揃っていて中々魅せる。初めは対立する彼等だが、共に戦火を潜り抜けることで熱い友情で結ばれていく。それがクライマックスで少しだけ見られたのが良かった。おそらくここを軸にドラマが構成されていたなら、もっと見応えのある作品になっていたように思う。
[ 2010/08/05 00:38 ] ジャンルアニメ | TB(0) | CM(0)

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