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ヒックとドラゴン

出来れば3Dで見て欲しい映画。
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「ヒックとドラゴン」(2010米)star4.gif
ジャンルアニメ・ジャンルファンタジー・ジャンルアクション
(あらすじ)
 とある世界。バイキングは家畜を荒らすドラゴンと戦いの日々に明け暮れていた。バイキングの首領の息子ヒックは、身体が小さく非力で一族の落ちこぼれである。父にとっては悩みの種だった。そんな父に良い所を見せようとヒックは奮闘する。村がドラゴンに襲われた夜、ヒックは手製の武器でドラゴンで最強と恐れられている“トゥース”に深手を負わす。しかし、ヒックは止めを刺す事が出来なかった。傷つき飛べなくなったトゥースのために餌を運び、少しずつ心を通わせていくようになる。
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(レビュー)
 落ちこぼれのバイキング少年と群れからはぐれたドラゴンの友情を、笑いと感動で綴った3DCGアニメ。

 物語の根幹を成す設定、敵同士で芽生える友情というテーマ、このあたりにはどうしても既視感を覚えてしまう。また、ドラマ展開もシンプル、且つハリウッド的プロットの踏襲で、正直新鮮味は余り感じられなかった。しかし、逆に言えば親近感を抱ける取っ付きやすい物語と言うことも出来よう。何よりヒックとトゥースの交友が微笑ましく描けているし、伏線の張り方や会話等には気が利いたものも多い。それと、ここが一番感心させられたのだが、オチには唸らされた。

 ただ、惜しいと思う面もあり、友情ドラマの傍らで語られるヒックの成長ドラマ。ここの詰めをもう少し周到にしてほしかった。父子の確執と融解を織り込むことで、文字通りヒックの成長=父を越えるドラマになっているのだが、父親のドラマが浅薄で物足りない。そのため、父の終盤の心境変化がどうしても軽く映ってしまった。父子の関係が離れてしまった過去の経緯。それをきちんと示す事で、この心境変化には説得力が増したと思う。
 また、途中の展開に不自然な箇所があったり、シーンの繰り返しによる水っぽさがあるのもいただけなかった。

 映像に関しては素晴らしい。昨年の「アバター」(2009米)から3D映画花盛りだが、正直「アバター」以外は3Dの効果を十分に活かしきった作品は、少なくともこれまで俺が見た中では無かった。結局、「アバター」は初めから3D用のカメラで撮影したからあそこまでの映像を作れたのであって、2D映画を後から3D映画に加工したのとはまるで話が違う。しかし、本作は今までの”無理やり3D映画”とはちょっと違う。ここまで3D映像の“旨み”を引き出したのは、正直「アバター」以来ではないだろうか。

 一番の見所はアクションシーンになる。例えば、冒頭の戦闘シーンは奥行きを意識させるカメラワークが見事で、作品世界に一気に引き込まれた。こういったスペクタクルシーンはやはり3D映画には向いているようだ。また、「アバター」と同じと言われればそれまでかもしれないが、ドラゴンの飛行シーンにも興奮させられた。
 本作は3Dのスクリーンで味わうべき作品だと思う。多少割高でもその方が絶対に得なので、鑑賞は2Dでなくぜひ3Dで。
[ 2010/09/04 01:14 ] ジャンルアニメ | TB(0) | CM(2)

ありのさんへ、レスありがとうございます。早速ですが、僕は8月22日(日曜日)この作品を見てきました。(ついでに「怪談レストラン劇場版」も一緒に見てきました。)映画館に販売されている、パンフレット(600円)によると、原作者である、クレシッダ・コーウェルさんが、ある人物がバイキング語で書かれている物語を英語に翻訳して、発行されている変わったタイプの物語だそうです。(日本語版は6巻。本国イギリス版は、8卷あるそうです。)この、映画について一言言えるのは見た感じ雰囲気があの、「リロ&スティッチ」に雰囲気が似てるなという感じでした。それに、この作品には色々なドラゴンが登場するのですが、特に「トゥース(原作でトゥースレスという名前になっている。)」は好きなのですが、食事をする時何もない口から歯が飛び出す場面は凄く怖かったです。それに、正式な日本語版主題歌ではありませんが、ベッキー#♪さんの「エメラルド」という曲が日本語版イメージソングとして使われていたり、名前のドラゴンが「トゥース」にちなんで人気お笑い芸人の「オードリー」の春日さんと若林さんがCMのキャラクターとして起用されていました。一緒に見た「劇場版怪談レストラン」も良かったけど、総合的な評価はこっちの方が上かなと感じました。それからありのさんへ、ベッキーさんは同じドリームワークスアニメーション制作の「モンスターVSエイリアン」で「スーザン・マーフィー/ジャイノミカ」の吹き替えを担当していました。
[ 2010/09/04 04:39 ] [ 編集 ]

こんばんは、にょろ~ん。さん。

ドリームワークスのアニメはどうしてもピクサーのアニメの後回しになってしまい、自分としても余り追いかける事はしてませんでした。
なので、今回も前情報無しで見たのですが、色々と話題、宣伝はしてたのですね。意外に3D上映している映画館が少ないので勿体無い気がしました。原作も日本ではそれほど有名ではないですが、本作をきっかけにたくさんの人に知られるといいですね。
[ 2010/09/06 02:14 ] [ 編集 ]

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