パロディ満載のバカ映画。たまにはこういのも良いかも。
「最終絶叫計画4」(2006米)
ジャンルコメディ・ジャンルSF・ジャンルホラー
(あらすじ) 失業したばかりのトムは、離れて暮らす二人の子供達と週末を過ごすことになった。そんなダメ親父トムに奇跡の出会いが訪れる。近所にやって来た介護ヘルパー、シンディと恋に落ちたのだ。しかし、運命は残酷にも二人の関係を引き離してしまう。シンディは仕事中に不気味な白塗りの少年を目撃する。少年は不吉なメッセージを発すると消えてしまった。そこに宇宙人の襲来が始まり‥。
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(レビュー) パロディ満載の「絶叫計画」シリーズの第4弾。
第1作しか見てないのでよく分からないのだが、どうやらシンディだけは全シリーズに登場するキャラらしい。彼女が毎回散々な事件に巻き込まれることで話が展開されていくのが本シリーズの特徴のようだ。
第1作はホラー映画のパロディがメインだったように思うが、この第4作はスピルバーグの「宇宙戦争」(2005米)、「ヴィレッジ」(2004米)、「呪怨」、「ソウ」といったネタが入っている。ストーリーは完全に「宇宙戦争」と一緒である。また、「ブロークバック・マウンテン」(2005米)や「ミリオンダラー・ベイビー」(2004米)といったシリアスな作品のパロディも登場してくる。
監督は「フライング・ハイ」(1980米)や「裸の銃(ガン)を持つ男」(1988米)等で知られるD・ザッカー。この手のパロディ映画はもはやお手の物といった監督だが、それだけに要所を突いた作りは堅実だ。
尚、下ネタやしょーもないギャグも出てくるので、下らないと言って怒らない人だけが楽しめる作品だと思う。
キャストやVFXには結構お金がかかっていて侮れない。C・シーンやL・ニールセン、M・マドセンといったメジャーな俳優も登場してくるし、VFXシーンも本家「宇宙戦争」に負けないくらいしっかり作られていて、この手のバカ映画の中にあっては案外本気度が高い。