「塔の上のラプンツェル」(2010米)
ジャンルアニメ・ジャンルロマンス・ジャンルアクション・ジャンルファンタジー
(あらすじ) 王女ラプンツェルは幼い頃に、不老不死の魔法に執心の老女ゴーテルに誘拐される。ラプンツェルの髪の毛には永遠の若さを保つ魔法の力が宿っていたのだ。それから18年間、ラプンツェルはゴーテルに高い塔に閉じ込めらて育てられた。彼女にとっての唯一の楽しみは、誕生日になると空に浮かぶ無数の星を観ることだった。そんなある日、塔の中に逃走中の大泥棒フリンライダーが侵入する。ラプンツェルは彼に外の世界に連れ出してもらうのだが‥。
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(レビュー) ディズニー長編アニメ第50作目。塔に閉じ込められたお姫様と大泥棒のロマンスを美しい3D映像で綴った作品。
最近のディズニーはピクサー製作の3DCGアニメが隆盛を極めていた。しかし、今回は本家ディズニー製作の作品である。過去の「シンデレラ」や「白雪姫」にオマージュを捧げるかのような古典的なストーリー。明快で老若男女に受け入れやすい勧善懲悪なストーリー。さらに楽しいミュージカルシーンも加わり、50作目という節目にして本家の真骨頂を教えてくれるような作品に仕上がっている。
とはいえ、製作総指揮にピクサー創立にも携わったJ・ラセターの名がクレジットされており、ピクサーが培ってきた高度な技術はそのまま映像面に継承されている。ラプンツェルの長い金髪の表現、水の表現など目を見張る出来栄えで、画面のクオリティは折り紙つきだ。また、今回はミュージカルシーンも見せ場となっている。そこでのキャラクターの演技も実に生き生きと表現されており素晴らしい。中盤の大掛かりなアクションシーンには3D映画ならではの迫力も感じられた。
反面、残念なのは脚本の作りの甘さだった。ここまでご都合主義のオンパレードになると、さすがに見ていて釈然としないものが残る。脇キャラの扱い、クライマックスの処理等、かなり安易さが目立つ。ディズニーの過去作「美女と野獣」(1991米)のクライマックスと比較してみると一番良いだろう。今回の脚本はいかに穴が多くお粗末かが分かる。
もっとも、映像の美しさ、軽快なテンポで不自然を不自然なく見せてしまうのが今のディズニー・アニメの地力である。多少の強引な話運びでも、とりあえず満足感は味わえた。
ありのさんへ、こんにちは!僕は、東京都町田市にある109シネマズグランベリーモールのシアター9に設置されているIMAXデジタルシアターで見たのですが、とにかく凄いです!中でもよかったのが町に出たラプンツェルとフリン・ライダーが、音楽に合わせて踊ったりそしてもう一つのクライマックスに匹敵する場面である、小さなボートの上でおよそ5万個近くのランプが空に浮かび上がるのに合わせて、二人が歌を歌う場面が凄く良かったです。パンフレットと吹き替え版のエンド・クレジットを見るまで自分も知らなかったのですが、ラプンツェルの吹き替えは中川翔子さんが担当しているのですが、歌の場面の時は別の人に代わるそうです。あと、マダム・ゴーテルの吹き替えを担当している、剣 幸さんは宝塚歌劇団の出身ではないでしょうか?
にょろ~ん。さん。
今回は時間が合わなくて字幕版を見たのですが、出来れば吹き替え版の方を見たかったです。
ただ、歌の場面はどうでしょうか?英語の歌に合わせるのは難しそうですが、違和感なく見れましたか?
こんにちはありのさんレスありがとうございます。僕が見たのはIMAX吹き替え版なんですが、歌の歌詞も日本語にちゃんと翻訳されたているそうです。それと、中川さんのほかに歌を担当している人を起用したのは、声が似ていて歌がうまい人ディズニー側が探していたのでは?という事になるのでしょうか。それから、昨日は109シネマズ川崎のシアター9で、同じくディズニー作品の「少年マイロの火星冒険記(原題mars needs moms)3D吹き替え版」を見たのですが、「アバター」以来の「パフォーマンスキャプチャー(エンド・クレジット一緒に「あるスタジオでのパフォーマンスキャプチャーによる撮影風景」が紹介されていた。)」を使って撮影された作品を見たのですが、凄く面白くてそれに「ウルトラマンゼロTHEMOVIE超決戦!べリアル銀河帝国」に出演した濱田龍臣君の吹き替えの声の演技が良かったのと、登場人物の一人であるグリブルとそれを演じたダン・フォグラーさんの顔がそっくりだったのにびっくり!!あと、火星人の話す言語が「アバター」の惑星パンドラにいる先住民族ナヴィの話す言語に少し似ていました。それから、この映画の製作はあの「バック・トウ・ザ・フューチャー3部作」と「少年マイロ~」と同じ制作方法で作られそしてジム・キャリーさんの「一人7役の演技」が話題となった「クリスマス・キャロル」でおなじみのロバート・ゼメキスさんなんですよね。
こんばんは、にょろ~んさん。
日本語の歌は声を当てている人とは別の方が歌っていたんですね。なるほど。
昔からミュージカル映画は演技と歌を分けてましたから、こういうやり方が一般的だという気もします。餅は餅屋ということですね。
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