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がんばっていきまっしょい

爽やかな青春スポーツドラマ。
がんばっていきまっしょい コレクターズ・エディション [DVD]がんばっていきまっしょい コレクターズ・エディション [DVD]
(2005/09/21)
田中麗奈、清水真実 他

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「がんばっていきまっしょい」(1998日)星3
ジャンル青春ドラマ・ジャンルスポーツ
(あらすじ)
 今から20年前。四国・松山の港町に住む女子高生悦子は、女子ボート部を立ち上げる。周囲の友人を巻き込んでいきなり新人戦に出場するが、結果は惨敗に終わった。これに奮起した部員達は、本腰を入れて練習をするようになる。そこに新コーチがやって来て‥。
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(レビュー)
 ボート部にかける少女達の熱い思いを爽やかに綴った青春映画。

 本作は何と言っても、映画初出演、初主演となる田中麗奈の魅力に尽きるだろう。元々ボーイッシュな雰囲気を醸す女優だが、少女でも女でもない微妙な年頃を演じるには正に敵役という感じがした。幼馴染ブーに対する複雑な乙女心や、愚直に勝利を追い求める負けず嫌いな性格、不器用な真っ直ぐさが彼女の演技から感じ取れる。映画初主演にして見事な好演だと思った。

 ただ、彼女を含めここに登場する同年代の他のキャストの演技は、まだまだ固いという印象を受けた。活き活きとした表情を見せるシーンもあるのだが、いずれも演技経験が浅いということもあり、やはりどこかギクシャクしたやり取りに映ってしまう。若くてもそこそこの演技経験のある者が何人か入っていれば、また違ってきたかもしれないが、見ていてどうしても危なっかしく映った。
 この手のクラブ活動系の青春映画は、最近では「スウィングガールズ」(2004日)や「ウォーターボーイズ」(2001日)といったヒット作が思い出される。両作品と比べると今作の主要キャストの演技力は目に見えて劣るという気がした。特に、ブーの棒読みは全体を壊すほどに酷すぎて、ここはどうにかして欲しかった。

 5人の少女たちは夫々に個性的に造形されている。おっとり系、お笑い系、クール系といったコンストレイションをはかりながら、メンバー同士の衝突と友情がドラマを上手く転がしている。田中麗奈以外では、真野きりなも中々の存在感を見せている。長身のモデル体型で一際目を引く。クライマックスの彼女には中々魅せるものがあった。
 欲を言えば、個々のバックストーリーをセリフの端々や行動の中に、ちょっとでもいいから見せて欲しかったか‥。それによって夫々の魅力は更に増し、衝突と融和、そこから派生するチームとしての連帯感が、複数の目線で追いかける事が出来たかもしれない。ドラマを味わい深いものにするためのちょっとした工夫。それが欲しかった。

 基本的に演出はオフビートなものが多いが、その一方でリリカルなトーンも随所に散りばめられている。そもそも本作は回想形式で綴られる懐古のドラマなので、演出的な狙いとしてはこういうやり方で合っているような気がした。
 しかし、反面、この演出によってぼんやりとしてしまった部分もある。例えば、新コーチの心境変化はドラマの中で明確にトレースされておらず、終始つかみきれないままであった。そのため全員が一丸となってのぞむクライマックスの大会シーンにも今ひとつ乗り切れなかった。また、途中から登場する新入生の扱いが終盤にかけて御座なりになってしまったのもいただけなかった。

 カメラは非常に美しく捉えられている。物語の舞台は神社や木造の家屋が建ち並ぶ懐かしい町並みで、郷愁を語るには格好の舞台だと思った。海辺の部室というロケーションも、映像的には申し分ない設定である。

 余談であるが、少女達はほとんどブルマ姿で登場している。今となってはお目にかかれなくなった古き遺産に郷愁を馳せたい‥という別の目的で見ても本作は満足を得られるかもしれない(汗)
[ 2011/05/15 02:14 ] ジャンル青春ドラマ | TB(0) | CM(0)

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