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新ゾンビ

ド派手なスプラッタシーン、人を食ったオチ。ここまでパワフルにクダらなければ大したもの。
新ゾンビ【字幕版】 [VHS]新ゾンビ【字幕版】 [VHS]
(1999/07/23)
アンドレ・スターイ

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「新ゾンビ」(1998独)星3
ジャンルホラー・ジャンルアクション
(あらすじ)
  太古のインド。殺戮に荒れ狂う邪神プリムトスが古文書に封印された。それから千年後のドイツ。その古文書が発掘されプリムトスが復活し、村人たちが惨殺される。そして現代。冴えない青年マティアスは庭先で偶然その古文書を発見する。彼は家族が集うパーティーの最中でプリムトスを復活させてしまう。

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(レビュー)
 ジョージ・A・ロメロが世に確立した稀代のモンスター、ゾンビを題材にした映画は数多く作られているが、本作もその系譜に入る1本である。ただ、映画を見る限りウィルスのように感染する事はないようである。ゾンビ達は人間を跡形もなく食い尽くしてしまうので、襲われた者は蘇生する余裕などない。では、ゾンビはどこから増殖するのか?それがよく分からないのだが、おそらくプリムトスの呪いか何かで墓穴から蘇ってくるのだろう。

 このように本作には説明不足なところが多い。脈絡なく出てくる夢のシーンや、古文書が何故そこにあるのか不明だったり、はっきり言ってストーリーはものすごくいい加減である。その一方で、有史以前の太古の呪い(?)であろうプリムトスの復活が、ミニマルなストーリーを遥かに超えたスケール感で語られる。このギャップにはつい笑わされてしまうのだが、面白いかと言われると正直な所ストーリーは意味不明な部分が多くてつまらなかった。

 尚、敢えて突っ込んでおくが、キリストの復活をプリムトスの所業だと言うのはまずかろう。見る人によっては洒落にならないので‥。

 映像的な見所はクライマックスのゾンビとの死闘になる。武器マニアの父親の私室に家族が立てこもってゾンビを迎え撃つのだが、これでもか!というくらいの大量の血しぶきと肉片が飛び散りかなり気合が入っている。最後にはある物が秘密兵器として登場してくる。これには突っ込みを入れるのもアホらしくなってしまった‥(笑)

 但し、派手なことは派手なのだが、いかんせん演出の拙さが散見され決して褒められた出来ではない。カメラワークは無頓着でアクションもひたすらワンパターンの繰り返しである。

 監督はその筋の人には人気の高いO・イッテンバッハ。おそらくだが、彼のこだわりは人体破壊の映像特殊効果だけにあり、それを見せる術という所については何も考えていないのであろう。とりわけ顔面損壊の描写が目立って多く、何やら倒錯的なフェティシズムすら穿ってしまうのだが‥。

 いずれにせよ、このクライマックスは作り手たちのノリと勢いが感じられることだけは確かである。間違いなくバカ映画の部類に入る作品であり万人には決して勧められないが、この奇妙なパワーは一見の価値ありかもしれない。
[ 2012/02/16 01:33 ] ジャンルホラー | TB(0) | CM(0)

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